銅版画 No146(製版~刷り)

1製版

アウトラインをがっつりと描き、アウトラインで全体像を完成させる気持ちで彫ります。今回。

ディティールまでしっかりと彫ります。

アウトラインを完全に彫り終え、内部の彫りを進める。

アウトラインですべての形を描いたので、内部の彫りは微妙な明暗をつけるだけの彫りに徹します。

序盤は、枠の部分の明暗をつけていく。

枠の部分の彫りが終了。この時点で四日ほど経過。銅版画は制作に時間がかかる。

次に人物の彫り。最も重要な部分なので、枠の彫り以上に神経をつかって彫る。

 

目の彫り。すべての描画の中で、最も重要な部分は顔。顔の部位でも特に慎重に彫らなければならない箇所が、目。

内部を掘り進める。

彫り 終了。今回は、アウトラインの彫りと内部の彫りを明確に分けて彫ったため、彫りの量や表現の質が上がっているように感じる。

刷れる状態にまで版表面を磨く。この時の版は、極めて美しい状態に思える。

刷った後でも同じ状態ではある。しかし、彫刻を終え、版を磨いた直後の版は、ことさら美しく見えるのである。これは、実物を見る他ない。

刷り

ペロッ

銅版画 No146

終了。