萌えかわいい×アメリカ切手×銅版画(エングレーヴィング)
●今回の感想 非常に良い
結論から言うと、非常に良いクオリティだと思います。
全体の彫りの流れ
1アウトライン
2背景
3内部
の順に彫刻していきます。
奥が深い黒、手前にくるほど白くなるというスタイルは私に合っているように感じる。
一貫性を持てるので彫りの線に迷いがなくなる。
背後の奥行は真っ黒。三本の交錯線。
切手部分の彫り
「U」「S」の部分。
曲線の交錯線を重ねる。黒の強弱のグラデーション。
目
かわいい。
かわいい って本当に素晴らしい。
製版 終。これから表面を研磨剤で磨く。
刷り インクを詰め、プレス機に置く。
この時の版は非常に美しい。
画、彫り、刷り ともにハイクオリティ。
非常に満足。
細密さは銅版画の強みではあるが、あくまで版画というジャンル、もしくは絵画というジャンルの中の話で、現代のデジタル社会で通用するものではない。
デジタル技術はもはや人の技術よりもはるかに優れている。
しかし、そんなことはどうでもいい。
こんなにかわいらしい、素晴らしい版画を作る楽しさはなかなか味わえるものではない。
萌えかわいいキャラの可愛さ×銅版画(エングレーヴィング)の精密さ×アメリカ切手が生み出す気高き空気感
萌銅版画、最高。