銅版画 シーズン2最後の版画
感想 傑作
いままで制作した萌えドル札の集大成ともいえる完成度です。
今回制作するにあたってする最初からあった気持ちは「もう飽きた」です。
線表現に限界を感じ、制作することから表現までつまらないと思っていました。
モチーフが萌え×ドル札ということは面白い。が、それを表現するのに柔軟性がない。変化がないようなきがてました。
そこで、いままで避けていた点描を加えることにしました。
点描といっても厳密には極短めな線です。
線が弱くインクが詰まりにくく、手間がかかり表現も弱いということから好きではなかったのですが、どうもこうもなくなり加えることにしました。
刷り終えた後の感想を言えば、点描が、案外いい。
RSRのインクでも結構刷れた。
点描を加えることで、表現の幅が広がった。
特に、今まで三階層くらいで作っていたグラデーションが4~5段まで増加したような感じがする。
つまり、皮膚感がやんわりしてよい。
点描を嫌っていた理由の最たることはやはり刷りの時のカスれ具合です。どうもしっかりと出てくれない感じが嫌いで仕方なかったのですが、しっかりとすれば問題なさそうです。
かなり良い。萌えドル札史上最高傑作といっていいでしょう。
点描を加えることで表現が豊かになり、ぱっと見の印象を強化したように感じます。
線描のみでの表現は、よほど線の構成が練られていたりしなければ単調なものに見えてくる。
今後、点描は必須といえるでしょう。
弱、中の表現がさらに豊かになる。