No180

五千円紙幣 D号券 裏

二回目

製版

紙幣部分の背景をどうするか迷う。

上部のローマ字の形態が特殊で、処理に困る。

 

背景が一番迷った。

 

結構迷う部分が多かったが、終わってみればちゃんとまとまってる。

彫り終了。

版を磨く。

刷り

刷る前に紙を湿しておく。

紙を水に浸し、それを一晩ほど寝かすといい。

水分が程よく浸透し、表面がしっとりとした感じがベスト。

水滴がつくほどビシャビシャじゃダメ。

渇きすぎてもダメ。

案外これ大事。

No162 五千円紙幣 D号券 裏

一度目に制作したもの。

昔制作したものと見比べて、まず目につくのは刷りの質。

インクの出かたが違い過ぎて、彫りとか構図が比較できない。

 

とにかくぱっと見でわかるほど刷りの質が違う。

 

完成度高い。

全体的の白黒グレーのバランスがいい。

遠目で見ても三色がバランスよく配置されていて見栄えがある。

 

ただ、太ももが太すぎる。

 

 

全体的に見て、かわいいの一言に尽きる。

顔も良し。

 

これくらいシンプルなほうがいいかもしれない。

 

ローマ字。

いままでいくつも彫ってきたこのスタイルの文字。

今回はなかなか収まったというか、割とシュッとしていてスマート。

No162と比べてみると、完成度の違いを感じる。

 

ここは何か変化がほしい。

画面が単調で平坦

MAX黒でローマ字。

意外と彫るのがややこしい部分。

左から右へと弱→強で彫る。

萌えキャラ体の部分

想像以上に良かった。

菱形ビュランを使用し、細い線で細かく描写する。

強烈な太いアウトラインに、細密な内部の線は相性がいい。

ディティールの描写の密度が上がった。

線の交錯の構成を気にせず彫った。

ごちゃごちゃすると、線の鋭さが消えるから避けていたが、収まった。

刷りの良さ、刃の質がそれを克服させたような気がする。

なかなかしっかり彫れている。

細かい部分の、微妙な内部の彫り。

布の質感や描写はもっとよくできる。

背景のグレーが、手前の白よりの萌えキャラを生かす。

バランスがいい。

 

二重の交錯線で表現する。

多分、目だけはしっかりビュランのルールにのっとった線構成で彫るほうがいい。

遠目で見るとバツグンに良い。

白黒バランスがよく見栄えがある。

手前に萌えキャラがあり、奥行に紙幣。

互いが生かし合っている。

直線のディティールもいい味が出ている。

数十回くらい刷ると、かならず直線部分がしっかり刷れなくなる。

曲線部分(腕部分)はしっかり刷れているのに、背景の直線部分のみ線がかすれる。

 

なぜ直線だけしっかり出ない理由がわからない。

連続して刷るとラシャとフェルトが水気を含んで圧が変わるからか。

 

 

↑丸型はんこを手押しし完成

 

着色エディション

これがなんとなくよかった。

定着させていこうと思います。