No225

刷った感想

ビュランっぽい

ぱっと見でエングレーヴィングの表現を感じる。

線がくっきりでてくれるとエングレーヴィング特有の良さを感じられる。

制作時はやはり線の強弱を意識した。

 

 

ビキニのブラ、パンツ、背景の雲と空が主に線の強弱が生きた箇所だろう。

ビキニのパンツ。

左から右部分にかけて微妙な明暗を線の強弱によってつけた。

この微妙な階調はいいと思います・・・・・。

 

100点ではないにせよ、この表現はイケる。

もっと磨ける点である。

画面左上。

一番ぶっとい線の連打。

まるでマジックインキでかいたようなごつい線。

中刃で一度彫ったのち、鈍角の極太刃で二重彫り。線で描ける最大の太さだろう。

線の質はいまいち。

ただ、空の階調を作る点では生きている。

刷った直後はアレ?と思ったが、やや時間をおいてみると可愛さがしっかりと感じられました。

目や鼻、口、顔、耳や皮膚感などの表現がある程度確立した。髪の表現はやや良くなっている気がする。

 

髪のハイライトの下部分を二重彫りし、線の強弱をつけている。

口の中の影の部分も強弱で微妙につけている。

なによりブラである。

こんな感じがいいですね~。

線の強弱を自然に溶け込ませ、ふくらみを感じさせることに成功しているといっていいでしょう。

もしクロスハッチングで階調をつけていたとしたら、こうはならない。

雲の陰影。

地味によかった点で、この感じで皮膚を描ければいいと思いました。

が、萌えキャラの場合は難しいかもしれない。

体はともかく、顔が厳しい。

実物のフィギュアを描くという感じで線を描くしかないが、それはどうなんだろうか。

まだわからない部分である。

ビュランの表現は、線の強弱にある。

 

しかし、萌えキャラの可愛さを表現するには点描が欠かせないと思われる。

着色1種