刷った感想
ビュランっぽい
ぱっと見でエングレーヴィングの表現を感じる。
線がくっきりでてくれるとエングレーヴィング特有の良さを感じられる。
制作時はやはり線の強弱を意識した。
ビキニのブラ、パンツ、背景の雲と空が主に線の強弱が生きた箇所だろう。
ビキニのパンツ。
左から右部分にかけて微妙な明暗を線の強弱によってつけた。
この微妙な階調はいいと思います・・・・・。
100点ではないにせよ、この表現はイケる。
もっと磨ける点である。
画面左上。
一番ぶっとい線の連打。
まるでマジックインキでかいたようなごつい線。
中刃で一度彫ったのち、鈍角の極太刃で二重彫り。線で描ける最大の太さだろう。
線の質はいまいち。
ただ、空の階調を作る点では生きている。
刷った直後はアレ?と思ったが、やや時間をおいてみると可愛さがしっかりと感じられました。
目や鼻、口、顔、耳や皮膚感などの表現がある程度確立した。髪の表現はやや良くなっている気がする。
髪のハイライトの下部分を二重彫りし、線の強弱をつけている。
口の中の影の部分も強弱で微妙につけている。
なによりブラである。
こんな感じがいいですね~。
線の強弱を自然に溶け込ませ、ふくらみを感じさせることに成功しているといっていいでしょう。
もしクロスハッチングで階調をつけていたとしたら、こうはならない。
雲の陰影。
地味によかった点で、この感じで皮膚を描ければいいと思いました。
が、萌えキャラの場合は難しいかもしれない。
体はともかく、顔が厳しい。
実物のフィギュアを描くという感じで線を描くしかないが、それはどうなんだろうか。
まだわからない部分である。
ビュランの表現は、線の強弱にある。
しかし、萌えキャラの可愛さを表現するには点描が欠かせないと思われる。
着色1種