No226

製版 サイズ 小

 

 

OK、かわいい。

ぱっと見の印象がビュランっぽい。

OKです。

刷りも安定しています。

 

萌えキャラの肌感もOKです。

多少点描の密度を上げ、プニプニ感を意識しましたが、あまり違いはない。

 

海面の表現は経験が少なくどうしていいかわからなかった。

昔の銅版画で波打つ海面を表現した作品はいくつもあって、それの記憶をたよりになんとなく彫った。

今回も線の強弱を意識した。

交錯線は影の部分のみ(萌えキャラの一部、帽子のつば)。

画面のほとんどを線の強弱で明暗をつけた。

一層のハッチングのみにもかかわらず、画面は白グレー黒と生き生きしている。

 

短髪の子。

点描の密度はそこそこ高い。鎖骨の部分などディティールの微妙な陰影は割とできた。

 

長髪の子

後ろ髪は強線で彫り強い黒にした。

眼鏡は最低限の彫り。

 

ブラはこの表現がいい。

胸の柔らかさと丸みの曲線は線の強弱で表すのがベスト。ここを交錯線で表すと固くなる。

こちらも同様。線の間に点描を打ち込んだため若干陰影が強くなってしまった。

 

水滴はよかった。

波しぶきはピンとこない。

小サイズであるにも関わらず時間をかけて制作した。

エングレーヴィングの表現ができている。

線の強弱の精度を上げ、二重の交錯線でも線の強弱を生かすことができればさらに表現の幅が広がる。