可愛さとエロさよりも線と点の質が高いことが気になった。
刃の研ぎを変えたことで、彫りやすくなり線の質が上がった。
彫りやすくなると点描も打ち込みやすくなり、しかも線と点がしっかりでる。
肌の質感がいい感じに良くなっている。
肉感を感じる。
点描を打ち込んでいて気持ちよかった。
刃の質が高かったからだ。
着色1種
●刃の研ぎ
エングレーヴィングはビュランと呼ばれる道具を使って彫る。
ビュランの刃は断面と側面を磨くことで、彫りやすくなる。いままで基本的に側面だけを研いでいた。側面は断面に比べて研ぎやすく、刃の消耗も断面と比べて比較的少ないからそうしていた。
しかし、今回は断面を積極的に研いだ。
断面を研ぐ際、シャープナーと呼ばれる専用の道具を使い研ぐ。これを使うと角度が安定する。
いちいち角度を合わせて研ぐのは手間である。
このように角度を調整し、研ぐ。
断面を研ぐとビュランの消耗が激しいので避けていたが、やっぱり断面を研いだ後の彫りは最高な状態で、気持ちよく彫れる。
というわけで、今回はかなり彫り、線の質が高い。