No252 ●▲■

試刷り1回目

 

刃の太さを利用しようとした。

単純に太い刃で彫った線→強い黒

細い刃で彫った線→弱い黒 として制作する。

 

奥行を強い黒で描き、手前の部分ほど弱い黒で描く。

胸の皮膚感を強く意識した。

前作のムッチリJKの太ももの描写が非常に良かったため、その感じを出したかった。

 

弱い線で描き、点描でより柔らかい階調に仕上げる。

←No251 ムッチリJKの太もも部分

このムッチリとした質感が良かったため、こんな表現を取り入れたかった。

後ろ髪の部分を太い刃でがっちり彫ったので、強い黒が効いていて良い。

 

主に重要な描写の部分(顔、胸)を細かめに仕上げ、奥行の下半身を太めの線でボカす感じで描く。

修正点

髪の部分・・・やや右手前の部分 やや強い階調をつくる

 

胸の部分・・・皮膚の部分が浮いている 点描を打ち込む

下半身の部分

 

中の刃を使い、太めの曲線を中心に彫っていく。

中の刃 太めの線

肌を彫る(おなか周辺)

ムッチリした部分なので、柔らかい曲線で彫る。

肌の部分を太い曲線で彫ることは、最近は全くといっていいほどなかった。基本は細い線と点描で表現していた。

 

繊細に彫った上半身を生かすために、下半身の部分を太い線で表したかった。

このように交錯線もまた太く、曲線を重ねる。

彫り完

 

磨く

彫りが慎重になり、時間をかけるようになった。

そのため、原版からみた印象が変わった。

かなり良く見える。彫りの質が高い。

刷る

肌の質感がバツグンにいいです~

 

今回、頬の赤らみは入れませんでした。

プニプニの感じがあればよいと判断しました。

胸の谷間です。

この部分のムッチリ感が最高です~~

 

このムッチリ感は最高です~

 

細い線で曲線を描き点描でさらに階調をつける手法は、萌えキャラのムッチリとした肌の感じを表現するのに最適です。

太めの線を中心に構成した下半身の部分。

 

西洋の銅版画のようなイメージで彫った。

こういう強い曲線を彫るのは楽しいです。

しかし、表現が単調になりやすかったり階調のコントロールが難しいです。

バッチリです~

原版も美しい。

肌の部分の点描が非常によく見えた。

 

およそ画面に映っているビュランをすべて使用した。

それぞれのビュランに特徴があり、彫る線と手描の役割がある。

一本のビュランで制作していた学生時代が懐かしい。

柄をコルクにしたのは非常に有効だった。

軽量化したビュランで彫る線や点は、非常に細密に彫ることができる。

 

 

赤・・・曲線や直線を彫るスタンダード

青・・・強弱をつける感じの曲線用

茶色・・・交錯線用のダート刃

白(or塗りなし)・・・点描用

 

茶+赤、茶+青・・・交錯線用の曲線、直線用。