製版
耳 最近は耳のディティールをしっかり彫るようにしています。
試刷り1
萌銅版画No2以来の乳首解禁ですッッ!!!!!!!!
乳首に対するリスペクトのせいなのか、今まで避けていましたがチャレンジということで描写しようと思います。
線を中心に彫る。
ちなみに萌銅版画No2
制作時が2014年ですから、7、8年前ですね~。私がまだ大学生の時ですのでエングレーヴィングを初めてから2、3年目くらいですね。この頃は肌の表現など細かな表現ができずに、ほぼ線描で描いています。乳首部分も当然線ですね。
No2乳首部分
曲線で表現しています。 肌の部分は一切彫り込みなし。
使用した銅板自体も大きく、使用した刃もそこそこ大き目の刃を使っている。
刃の扱いには大分苦労しましたから、表現の質の変化は見て取れますね~。とはいえ線だけはしっかりと彫ってあります。曲線だけなら当時のほうがしっかりとした線だと思います。
No102
※(No102でも乳首を彫っていました。)
表層的に彫っていますね。
線と点で描いています。No2では描かなかった肌の感じを線で彫ってます。
肌の微妙な階調を線で表現するのに苦労している感じが、線のゆがみから感じ取れます。恐る恐る彫っている、そんな感じが懐かしいです~。
ということで、試刷り2回目
点描を打ち込みます~
女体、全裸、裸、肌の質感、胸に対する描写は難しい。柔らかい表現と微妙な階調表現が必要で、線と点がどういう風に組み合わせることでどのような表現になるのか、ある程度知ってないと思うような感じにはならない。
女体はエロさが必要で、エロさはバランスが重要である。行ききればいいということではないのが厄介だ。
試刷り3回目
さらに点描を重ねる。
ここまで点描表現は、陰影を無視したある種「下地」のようなイメージの彫りだ。この取り組みは今までしたことがない手法である。(製版する前に唐突に思いついたやり方)
実はこの段階で「この時点で結構よくないか?」と思いました。
試刷り4回目
点描の下地の上から線を彫る。(陰影の線)
がっつり大ルーペからの大きな視野からの線です。表層的に彫る。
やや距離を置いてみると、やはり陰影を描いたほうが存在感がでてくる。ただ萌えキャラ表現は遠くからの視点は無視してることが多いので、バランスが難しい。個人的には胸のふくらみは強調というかある程度しっかり彫りたい。
気になった部分
点描でボカシを入れる感じでさらに彫り込みます。
彫り終了後、磨き製版終了
肌の質感は点描がカギになる。
特に萌えキャラのような、陰影表現にあまり頼れないモチーフは点描こそ肌の質感表現のキモになる。
原版を斜めにしてやると、点描の打ち込みの密度がよくわかる。
インク練り
ローラーコロコロ
表面にインクベッタリ
ゴムヘラでインクを詰め込みつつ、インクとり。
寒冷紗、そして人絹の順でふき取り。
・・・・・・・・・( ゚Д゚)
・・・・・・・・・・・・・・・・(';')
なかなかエロいと思います!
おっぱいがいい。特に左胸。
ムッチリやわらか~な感じがいいです!
点描の下地+陰影そして点描のボカシ
これがいい働きをしている。
乳首の感じがかなり気にしました。エングレーヴィングは白黒表現です。白黒表現ということが、モチーフを描く際、光と影を描くということです。乳首のピンク色は表現できません。なんとか白黒で描かなければならない。
線と点を駆使して、プリンっとした感じに仕上げるのは、なかなか難しい。
耳
まあまあですね~
目
まあまあですね~可愛さは十分あるのでOKです。
髪形の丸みにも意識を裂きました。
点描で階調を調整。
髪の感じもOK!
うん。なかなかいい感じのエロさが感じられます!
強いていうなら胸の部分が強調されすぎて、胸より下の部分が薄い感じになってしまった。
しかし、エロさをある程度だせたのは本当に良かったです。