リッチブラックに赤インクをやや加えて、インクを柔らかくしました。
だいたい黒8赤2くらいの割合で混ぜています。
赤インク(クリムソンレッド)は体感で黒(リッチブラック)と比べて明らかにインクが柔らかく、顔料の粒子が細かいように感じます。
インクだけではなく、インクの詰めとふき取りの手順も変更しました。
細かい説明は省きますが、この刷り方はいままでの刷り方と比べて明らかに時間がかかり、とんでもなく疲れます・・・・(´;ω;`)
赤インクを混ぜたことでインクは詰めやすくなりました。
しかし余白部分に油膜が残りやすくなるデメリットがあります。
そして刷りへ・・・・
(´;ω;`)
正直言いいまして、最高なものに出来上がったのでないかと思います。暫定今年制作した作品のベスト1です!
この髪。美しい・・・・・・・・・・・・(´;ω;`)
ふつくしい・・・・・・・・・・・・・(´;ω;`)
涙がでてきたです・・・・・
この髪をしっかり刷るのがとてつもなく大変で、気力、体力相当削られました。
もう文章を書く気力が・・・・・・・・・・・・・
もはや皆無です・・・・
ただこの作品には・・・・
なんとか力を振り絞り駄文を綴る・・・・・・
髪の一本一本の線の溝にある程度しっかりインクが詰まっています。現状では満足できる範囲ですが、完全な刷りとはいえないため、もどかしくもあります。
線の強弱で陰影に変化をつけるやり方もずいぶん慣れてきました。
ただ版上の萌えキャラが生き生きとほほ笑んでくれれば・・・・・・・・・・・・
それで満足なのです・・・・・・・
クリムソンレッドのみでの刷り
赤インクのみではインクの粒子が細かすぎて、余白部分の油膜がふき取り切れず、がっつり赤色が出てしまっています。
こういった銅版画を制作して思ったのですが、最高な銅版画を制作できて最高な気持ちである反面、かつてないほどの体力と精神力の消耗にびっくりしている状況です。
刷りに関しては何度か心が折れかけてまして、心が・・・・・・・・ズタボロに萎びている感じです・・・・。
刷りの難しさと大変さが身に染みてますです。。。
次作も相当に力を入れたものになります。
このころの私は何かにとり憑かれていたかもしれません。
完