前作に引き続き、線の強弱+点で彫る
顔
下地にやや点描を打ち込んだのちに、メインとなる一方向の線の連打に強弱をつけ階調を作る。
胸は前作の意識から引き続き表層的な曲線で描く
髪にハイライトは作らずに線の強弱で丸みをつくる
前作では交錯線にも強弱をつけ階調を作ったが、今回は基本的に一方向の線の強弱のみで階調をつくる。
特に鼻の部分が最も強弱が激しい部分で何度も彫り重ねた。
瞳の中の瞳孔の上部分に光を加えてみたが、どうだろうか。うーん。
ディティールも線の強弱で描いた
手の部分は線に点を加えて描く。点が上手く加わると優しいふわっとした印象になって、この感じは結構好きです。
それに対し胸はあまり点描のふわっとした緩衝材的な効果はあまりでなかった。
あまりイメージ通りにならずに苦戦する。
左胸も同様
左手はもうちょっと描画をしっかりしたほうがよかったですね
乳首は前作よりよい感じです
おなか
交錯線に強弱をつけ、ひし形上の空白部分に点描を打ち込むという西洋の職人的エングレーヴィング作品にみられるテクニック
微妙な変化を作ることができるが、あまりピンとこないというか、難しい
ガッチリとした印象でぱっと見のインパクトは点描を多用した作品よりもある。
じっくり見てみると、線の構成や線そのものの魅力を感じることもできるが、どうだろうか。
萌えキャラのふわっとした感じや柔らかでぷにぷにな質感と、線表現があまりかみ合っていないように見える一方で、あえてごちゃまぜにすることで新しい何かをつかめるかもしれない。
実験しかないでしょう。
線が強いとカラーインクは比較的よく刷れるように思います。