萌えキャラの全体を描いた作品
全体を描いた作品でイメージに浮かんだのがNo238~250のロリっ子メイドシリーズで、あちら側よりも遠目で見て立体的に見えるような意識で描く
メイドカチューシャを身に着けたむっちりとした体に巻きつく縄跳びの縄と思われる謎のシチュエーションだが、ムッチリとした体に縄が巻き付きムチりと肉を圧迫した様は、実に描きがいのあるモチーフですが、そこに重点はあまりおけませんでした。
あくまで全体で見たときのバランスを調和させて立体感を作ることに集中しました
試刷りの段階でもわかるように、局地的に彫り込むのではなく全体を満遍なく彫り進め、試刷りを重ねる中で徐々にディティールを詰めていくという段取りを踏んで描きました。
顔から上半身にかけては点描を中心にし、下半身は線の中心にし描く。
頬の赤らみはなし。これは少々迷いましたが、やめました
髪を含めて頭全体の明暗の調和がとれていて、その点満足しています。
ですが全体の調和に意識を割きすぎてディティールがやや甘い感じになっています。
個人的にはもっとディティールを詰めていきたいと思うのですが、そちらを意識すると全体の調和が崩れてしまい同じことの繰り返しとなってしまうため実験的に妥協しました。
太ももの部分に何か感じるところがあります。
主に一方向の線の連打と強弱によって階調を作っているのですが、この丸みを帯びた感じの表現は使いこなせれば強力な表現になりそうな気がしています。足や腕などの円筒形状の部分でしかピンとくる線構成ができない部分が問題です。
本当はムチっとした感じに詰められればなおよかったのですが。。。
全体で見た際の立体感は結構良いです。
ロリっ子メイドシリーズと比較してもやはりこちらのほうがぱっと見の印象は強いでしょう。
対してディティールは甘くじっくりと見てみると描写の粗が目立つかもしれません。